近年、治療薬の充実により、整形外科、内科、皮膚科などでも慢性疼痛に対する治療が行われています。一方で、薬物療法では痛みが取り切れず、ペインクリニックを受診する患者も少なくないと言います。ペインクリニックならではの治療とは何なのか―。ペインクリニシャンだからできる神経ブロックや、地域での活躍について取材しました。 薬物療法より神経ブロックが有効な疾患は? 近年、慢性疼痛に対する治療薬が充実し、整形外科、内科、皮膚科でもプレガバリン、トラマドールなどが処方されている。一方、薬物療法で痛みが取り切れず、ペインクリニックに紹介されて神経ブロックを受ける患者は多い。湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)痛みセンター主任部長の木村信康氏は第58回日本ペインクリニック学会(7月18~20日)で、神経ブロックが特に有効だった自験例について紹介した。... どうする開業?継承型のポイントを解説! クリニックの開業には、自身の理念や価値観に基づく診療方針を策定し、理想とする医療の提供ができるというメリットがある。一方で臨床と経営を両立させなければならず、そのために決定、対応すべき事項は多岐にわたる。また継承開業では、既存の患者とスタッフを引き継げるものの、方針を変更するには相当なエネルギーを要するという。村井クリニック(栃木県)院長の村井邦彦氏は、第58回日本ペインクリニック学会(7月18~20日)で継承開業のポイントについて解説した。... 2024年開催学会レポート一覧に戻る