『骨粗鬆症の予防と治療GL 2025』、10年ぶりに改訂 『骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2025年版』(2025年版GL)が2015年版から10年ぶりに改訂され、7月に発表された。近年、エビデンスレベルの高い骨粗鬆症治療薬が多く登場しており、骨折予防において推奨された治療薬は、アレンドロン酸、リセドロン酸、ゾレドロン酸、デノスマブ、ロモソズマブの5剤だった。山陰労災病院(鳥取県)院長の萩野浩氏は、2025年版GLにおける治療目標や治療薬選択のポイントについて第67回日本老年医学会(6月27~29日)で解説した。。・・・ 『高血圧管理・治療GL 2025』、高齢者の降圧目標は? 6年ぶりの改訂となる『高血圧管理・治療ガイドライン2025』(JSH2025)が7月中に発表予定であり、高齢者における降圧目標が重要なトピックとなっている。個別化医療が求められる中、フレイルや要介護者の診療およびポリファーマシー対策には老年内科的視点を考慮する必要がある。大阪大学大学院老年・総合内科学教授の山本浩一氏は、JSH2025に基づく高齢者の降圧治療のポイントについて第67回日本老年医学会(6月27~29日)で解説した。・・・ ポリファーマシー解消に高齢者総合機能評価が有用 国内における65歳以上の認知症罹患率は、2025年に約20%に達すると推計されている。多疾患併存状態の認知症高齢者が増加する一方で、併存疾患への対処法に関するエビデンスは少ない。国際医療福祉大学老年病学教授/同大学成田老年医療福祉センターセンター長の小島太郎氏は、認知症患者における多疾患併存やポリファーマシーへの対応について第67回日本老年医学会(6月27~29日)で解説。高齢者総合機能評価実施の有用性を報告した。・・・ 2025年開催学会レポート一覧に戻る