脳梗塞の世界最新の総説 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする Lancet(2018; 392: 1247-1256)に脳梗塞の総説がありました。世界最新の総説です。 この数年、脳梗塞には驚くべき進歩がありました。これを読んでつくづく1次医療機関で悠長に造影CTやMRIは撮るべきではないと思いました。 次の超重要ポイント6行だけ暗記してください。 「脳卒中患者来院したら即座に単純CT、脳出血否定。MRIで時間無駄にするな!症状からNIHSS 6点以上は全例 (ラクナ梗塞も) 4.5時間以内血栓溶解考慮Early CT signから中大脳動脈(MCA)梗塞疑ったらASPECTS 6点以上は4.5時間以内血栓溶解ASPECTS 低点数は血栓溶解で脳出血リスク高い造影CT、CT perfusion行いMCA近位血栓は血管内治療(stent retrieval)効果大なので6時間以内開始。Door-to-balloon time 目標30分!」 「脳梗塞」総説最重要点は下記12点です。 脳MCA近位血栓は血栓溶解よりstent retrievalが圧倒的効果!! 脳梗塞患者を症状からNIHSSで評価、6点(中等症)以上は全例血栓溶解考慮(NIHSS;関連リンク1参照) 血栓溶解はアルテプラーゼ(tPA)を4.5時間以内に。tenecteplaseはより有効かも 血管内治療は可能なら6時間以内、どんなに遅れても12時間、まれに24時間 血管内治療はstent retrievalが標準、変法でEmboTrap、吸引も MRIのDWI変化と、症状1時間継続は不可逆性梗塞と強く関連 MCA梗塞はearly CT signでASPECTS計算、6点以上は血栓溶解(ASPECT;関連リンク2参照) 3次病院に予告・搬送、造影CT、CT perfusion準備、door-to-needle time 30分 回復の連鎖(chain of recovery)でdoor-to-needle timeを短縮せよ! 患者搬送にはMothership modelとDrip and ship modelがある 3次病院では造影CT、CT perfusionなどからstent retrieval決める 実験段階で音響血栓溶解、磁力促進血栓溶解、硫酸Mgの病院前使用など 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×