マクロライドか、テトラサイクリンか 市中肺炎、β-ラクタムとの併用薬 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする (© Adobe Stock ※画像はイメージです) 研究の背景:市中肺炎の適切な抗菌薬併用療法は? 今回も市中肺炎(CAP)の論文だ。CAPとか、尿路感染とか、こういう「当たり前の病気」が案外、難しい。分かっていないことも多い。 つまり、古典的な「アジスロマイシンか、ドキシサイクリンか」問題である。 β-ラクタム系抗菌薬に併用する「第二の抗菌薬」としてはマクロライド系抗菌薬が推奨され、テトラサイクリン系抗菌薬は「代替案」である。しかし、マクロライド耐性菌と副作用がネックになる。そして、臨床現場ではドキシサイクリンをCAPに使うプラクティスが普及してきた。安価で、比較的副作用が少ないドキシサイクリンは使いやすかったのだ。しかし、β-ラクタム+ドキシサイクリンのCAPに対する効果を吟味したエビデンスは乏しい。 今回紹介する論文は、そういう「分かっているようで、案外分かっていない」こと、例えばCAPの適切な治療、に肉薄した論文だ。 Odeyemi Y, et al. Comparative effectiveness of azithromycin versus doxycycline in hospitalized patients with community acquired pneumonia treated with beta-lactams: A multicenter matched cohort study. Clin Infect Dis 2025 May 16: ciaf252. 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×