転倒予防に薬減らし筋トレ+平衡運動を! ウォーキング自体に転倒予防効果なし 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする N Engl J Med(2020; 382: 734-743) に「老人の転倒予防」の総説がありました。医師の皆様はあまり興味がないかもしれませんが、どこの病院でもリスクマネージャーは転倒には大変苦労しています。たいてい看護師長クラスの方々がリスクマネージャーに任命されていると思いますが、ぜひこの総説を見せてあげてください。著者は、UCLAのDavid Geffen医学校のドクターとハーバードのBrigham and Women's Hospitalの理学療法士の方です。 N Engl J Med「老人の転倒予防」総説、最重要点は下記13点です。 転倒の10%で骨折、脱臼、捻挫、挫傷を起こす 「過去2回/年以上の転倒歴」「転倒に恐怖感あるか」聞け。易転倒性である! 転倒リスク:歩行/平衡障害、視力障害<0.25、安定薬、ポリファーマシー、利尿薬 歩行スピード<0.6m/秒、Timed Up and Go test>12秒は転倒リスク 平衡検査:10秒ずつside-by-side⇒semi-tandem<10秒は運動を⇒full-tandem 薬は全て確認し数を減らし、鎮静、譫妄、起立性低血圧起こす薬を減らせ 筋トレ10~15回/日:椅子に浅く座り背を反らす⇒膝屈曲し中腰で立つ 平衡訓練10~15回/日:椅子の後ろに立ち片手で背もたれつかみ片足で10秒立位 ウォーキング自体に転倒予防効果はない 65歳以上は1~2年ごとに視力検査、視力<0.25は転倒リスク、白内障手術推奨 認知症、うつ病、抗うつ薬は転倒リスクあり、認知症薬は失神起こす 起立性低血圧ではゆっくり立ちすぐ歩き出すな。抗ChE薬、α拮抗薬中止 ビタミンDで転倒リスクは減少しない。Hip protectorに効果なく推奨しない 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×