「常識」を問うー多剤併用療法は本当に「悪」か?
研究の背景:抗精神病薬の単剤化は「当然の流れ」
数十年前の日本の精神科病院では、統合失調症患者に対して抗精神病薬の多剤併用療法が広く行われており、パーキンソニズム、遅発性ジスキネジア、便秘、心毒性などさまざまな副作用の原因となっていた。その後、診療ガイドライン(GL)が整備され、単剤化が推進されている。うつ病の診療GLにおいても、抗うつ薬の単剤使用が原則とされており、単剤化は精神科診療において当然の流れと見なされている。
そのような中、本当に単剤化により副作用が減るのかという、従来の「常識」を問う研究が報告された(Am J Psychiatry 2023年3月22日オンライン版)。
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加藤 忠史(かとう ただふみ)
順天堂大学精神医学講座主任教授。1988年東京大学医学部卒業、同病院で臨床研修、1989年滋賀医大精神医科大学講座助手、1994年同大学で医学博士取得、1995年米・アイオワ大学精神科に留学(10カ月間)。帰国後、1997年東京大学精神神経科助手、1999年同講師、2001年理化学研究所脳科学総合研究センター精神疾患動態研究チームリーダー、2019年理化学研究所脳神経科学研究センター副センター長を経て、2020年4月から現職。
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