小児におけるLong COVIDの特徴とは?

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

(© Adobe Stock ※画像はイメージです)

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は当初、小児は発症しにくかったのだが、変異を重ねて小児こそがCOVID-19に最も罹患しやすいグループに転じてしまった。ただし、予後は良い。ただしただし、Long COVID(postacute sequelae of SARS-CoV-2 infection;PASC)は懸念材料である。

 では、小児におけるLong COVIDに関し、実際にはどのような現象が起きているのだろうか。それを検証するのが今回の研究である。

 

Gross RS, Thaweethai T, Kleinman LC, et al. Characterizing Long COVID in Children and Adolescents. JAMA 2024; Published online August 21. doi:10.1001/jama.2024.12747

岩田 健太郎(いわた けんたろう)

岩田氏

1971年、島根県生まれ。島根医科大学卒業後、沖縄県立中部病院、コロンビア大学セントルークス・ルーズベルト病院、アルバートアインシュタイン医科大学ベスイスラエル・メディカルセンター、北京インターナショナルSOSクリニック、亀田総合病院を経て、2008年より神戸大学大学院医学研究科教授(微生物感染症学講座感染治療学分野)・神戸大学医学部付属病院感染症内科診療科長。 著書に『悪魔の味方 — 米国医療の現場から』『感染症は実在しない — 構造構成的感染症学』など、編著に『診断のゲシュタルトとデギュスタシオン』『医療につける薬 — 内田樹・鷲田清一に聞く』など多数。

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