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「やけ食い症候群」を防ぐ8つの注意点

 2011年08月10日 10:44

 ストレスのはけ口を食事に求める「やけ食い症候群」が増えている。「特に夕食や夜間に多く食べるので、内臓脂肪がたまりやすい」と、横浜市立大学大学院医学研究科(神奈川県)の杤久保修教授(情報システム予防医学)は警告する。

1日50グラム減量を目指す

 「やけ食い症候群」は、ストレスによるイライラや怒りの解消を食事に求め、がつがつと手当たり次第に食べてしまう状態。中高年の、どちらかといえば女性に目立つ。急激な体重増加によって、肥満にもつながる。

 「夕食時や夜間に食べる人が多く、内臓脂肪がたまる腹部型肥満になりやすいのです」と杤久保教授。腹部型肥満は、高血圧、高脂血症、糖尿病を合併する「メタボリックシンドローム」を起こしやすい。この4つは"死の四重奏"といわれ、脳卒中や心筋梗塞につながる。

食事を取る上での8つの注意点

  1. 1日3食、決まった時間に
  2. 夕食は午後8時までに(就寝4時間前)
  3. 夜食、間食はできるだけしない
  4. 脂質や糖質を過剰に取らない
  5. バランスの良い食事を心掛ける
  6. 早食いはしない
  7. 1回の食事は腹八分目にとどめる
  8. よくかんでゆっくり時間をかける

 このため、ストレスがあってやけ食いに走っている人は、まず1日に50グラムを目標に減量すること。それには、朝トイレに行った直後の軽い体重(基礎体重)と夕食直後の体重を毎日測り、夕食後の体重から基礎体重を引いた差が600グラム以下になるようにするとよい。

食べたいときは寒天料理を

 「やけ食い症候群」では、どうしても食べずにいられないという人が少なくない。そんな人に、杤久保教授は寒天料理を勧める。寒天の原料はテングサやオゴノリといった海藻で、ほとんどカロリーがなく、食物繊維が豊富に含まれている。「寒天はいくら食べても太らない」(同教授)ので、夕食前に寒天を食べておなかをいっぱいにし、それでも足りなかったら、生野菜や魚を取るようにする。

 自分にどのくらいストレスがあるかは、心拍数を測るとある程度分かる。ストレスがあると睡眠が取れず、睡眠が取れないと心拍数が上がる。安静時に手首を押さえ、1分間の拍動数が80以上だとストレスがあるという目安になる。

 「ストレスがあったら、歩行などの運動で解消するよう心掛けてください」と同教授は話している。

2005年3月取材(記事内容、医師の所属・肩書きは取材当時のもの)

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