<編集部から>
 肺がん治療薬イレッサ(一般名ゲフィチニブ)の副作用における注意喚起をめぐり、十分な措置が講じられたかどうかが争われたイレッサ訴訟。2004年の提訴以来、亡くなった患者3人の遺族計4人が、国とアストラゼネカに対して計7,700万円の損害賠償を求めてきたましたが、東京高裁判決は今月15日、今年3月の東京地裁判決を取り消し、原告側の請求を棄却しました(関連記事)。原告側は「不当判決」と非難している一方、医療界からは被告に落ち度がなかったとする声が相次いでいます。がん薬物療法専門医である東札幌病院の平山泰生副院長に、医療者の視点から今回の高裁判決について論じてもらいました。