今季、ノロウイルスが原因とみられる感染性胃腸炎の報告が、例年以上のペースで増加している。流行のピークを迎えるに当たり、重要となるのが感染の予防だ。ノロウイルスは汚染された食べ物からばかりではなく、感染者の糞便や吐瀉物からも感染し、少量のウイルスでも発症する。このような広く身近で、強力な感染源から身を守る手段として、安くて安全、環境にも優しい天然成分由来の抗ウイルス薬を、望む人は恐らく多いだろう。ベルギー・ゲント大学のDan Li氏らは、ブドウの種子の抽出物にノロウイルスを不活性化する働きがあることを実証し、米医学誌「Applied and Environmental Microbiology」(2012; 78: 7572)に報告した。ブドウの種に含まれているポリフェノールが作用しているという。

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