ホリエモンらが「ピロリ検査で胃がん予防」呼びかけ
2016年03月17日 06:00
病気になる前に病気を防ぎたい―そんな理想を実現するために、ホリエモンこと堀江貴文さんらが発起人の団体「予防医療普及委員会」が設立された。最初の目標は、胃がんの予防。「胃がんの99%が、ピロリ菌。みんなで検査をして予防しよう」のスローガンを掲げ、ネットで出資を募るクラウドファンディングも開始した。
プロジェクト代表は医学生
予防医療普及委員会の目的は、その名の通り予防医療を普及すること。病気になる前に防ぐことができたら、体の負担がなくなるだけでなく、医療費の個人負担も国の負担も大幅に減らせることから、予防医療についての正しい知識を啓発し、具体的なアクションを推進していくとしている。
その最初のプロジェクトが、ピロリ菌検査・除菌の啓発だ。堀江さんは、胃がんの99%はピロリ菌が原因で、除菌すると胃がんの発症を3~4割減らす可能性があるということを知り、自分たちで防げる病気で命を落としている事実に衝撃を受けたという。
同委員会の発起人には、筑波記念病院の池澤和人副院長ら医師だけでなく、堀江さんやNPO法人「フローレンス」の駒崎弘樹代表、クリエイターエージェント「コルク」の佐渡島庸平代表らも名前を連ねる。今回の胃がん予防プロジェクト(「ピ」プロジェクト)で代表を務めるのは、その一人である医学生の荘子万能さん。
出資者還元にはホリエモンの講演も
クラウドファンディングでは、今年4月28日午後11時を期限に、1,000万円以上の資金調達を目指す。集められた資金は、ピロリ菌簡易検査キットの購入をはじめ、同委員会の活動費用に充てられるという。出資額は2,000~200万円の幅があり、金額によってリターン(還元)が異なる(下記参照)。3月16日現在、284人から246万円以上が集っているようだ。

発起人の一人である、国立国際医療研究センターの上村直実理事は「胃がんの99%は、ピロリ菌の感染胃炎がベースになって発症することが医学的に明らかになっています。胃がんの早期発見とピロリ菌の除菌治療による予防作戦により、胃がん死の撲滅へ向けて力を合わせて頑張りましょう」と呼びかけている。
資金支援のリターン(還元)の一例
※詳細は「READYFOR?」当該ページを参照
◆4,000円
・感謝の気持ちを込めてサンクスメールと活動報告
・ピロリ菌簡易検査キット(1個)
・「ピ」のオリジナルステッカー
◆2万円
・感謝の気持ちを込めてサンクスメールと活動報告
・ピロリ菌簡易検査キット(4個)
・「ピ」のオリジナルステッカー(4枚)
・「ピ」ンバッジ(1つ)
・「ピ」オリジナルTシャツ(1枚)
◆20万円
・感謝の気持ちを込めてサンクスメールと活動報告
・ピロリ菌簡易検査キット(50個)
・「ピ」のオリジナルステッカー(4枚)
・「ピ」ンバッジ(1つ)
・「ピ」オリジナルTシャツ(1枚)
もしくは
・スポンサーとして公式サイトやPR活動の際に名前・法人名またはロゴ掲載
◆100万円
・プロジェクトメンバーが出張講演会
・スポンサーとして公式サイトやPR活動の際に名前・法人名またはロゴ掲載
・ピロリ菌簡易検査キット(100個)
◆200万円
・プロジェクトメンバーと堀江貴文が出張講演会開催
・スポンサーとして公式サイトやPR活動の際にお名前・法人名orロゴを掲載いたします
・ピロリ菌簡易検査キット(100個)
(あなたの健康百科編集部)