脳は通常、糖をエネルギーとするが、加齢の影響や機能不全に陥った脳は糖を利用する機能が低下する。脳はエネルギー源である糖を利用できなくなると機能低下などを起こすが、中鎖脂肪酸から作られるケトン体を利用できるため、認知機能低下の予防に中鎖脂肪酸が有効だと考えられている。国立精神・神経医療研究センター神経研究所の研究グループが、中鎖脂肪酸油(MCT)を含むケトン食の摂取により、認知症でない高齢者の認知機能が向上することを科学誌「Psychopharmacology」(オンライン版)に発表した。