今年10月から公費での接種が可能となったB型肝炎ワクチン。2016年4月以降に生まれた0歳児を対象に定期接種化が始まった。B型肝炎ウイルスは、慢性化してキャリア(持続感染者)になると、数十年かけて肝臓がんや肝硬変などの命に関わる病気を引き起こす。厚生労働省によると、日本の感染者は約130万~150万人と推定され、肝硬変や肝臓がんに進んだのはその10~15%とされている。一度感染すると、現在の医学ではB型肝炎ウイルスを体内から完全に排除することが困難なため、一度たりともウイルスを体内に侵入させないように、乳幼児期にワクチンで予防することが何よりも大切だ。このほど、東京都内で開かれた「B型肝炎予防」のセミナーからの報告。