炎症性腸疾患(IBD)は、大腸や小腸の粘膜に慢性の炎症や潰瘍を引き起こす病気。その代表格の「クローン病」は10歳代後半から20歳代の男性に多く、男女比は約2:1といわれている。一方、同じくIBDの代表格である「潰瘍性大腸炎」の発症年齢はピークで20~29歳だが、若年者から高齢者まで発症し、男女の差もみられていない。IBDは日本でも毎年増加の一途をたどっている。こうしたIBDの患者では、白血病など血液のがんにかかる割合が高いと、台湾・郭総合医院の研究グループが米医学誌「American Journal of Gastroenterology」(9月号)に発表した。