塔の上に閉じ込められた、長く美しい黄金の髪を持つ少女ラプンツェルのストーリーは、今も世界中の子供たちに読み継がれているグリム童話の一つ。その少女の名前が付けられた病気「ラプンツェル症候群」をご存じだろうか。自分の髪を抜かずにはいられない「抜毛症」と、抜いた毛を食べ続けてしまう「食毛症」が関連する、とてもまれな病状で、食べた髪の毛が塊となって胃や腸に残ってしまい、命に関わることもある恐ろしい病気だ。米アリゾナ大学の研究グループは今回、そんなラプンツェル症候群の女性について、9月26日発行の英医学誌「BMJ Case Reports」(電子版)に報告した。研究グループが開腹術を行ったところ、胃の中から15×10cm大の毛髪の塊が見つかったという。