高齢社会の中、「心房細動」という不整脈が増えている。心房細動は、心房が小刻みに動き、けいれんするような状態を指す。即座に命に関わることはないが、この状態が続くと、心房の中に血栓という血のかたまりができやすくなり、それが脳の血管を詰まらせ脳梗塞を起こす危険をはらむ。この心房細動による脳梗塞のリスクは、男性よりも女性の方が高いことが、以前から知られている。今回、群馬大学の倉林正彦教授らは、オーストラリア・タスマニア大学との共同研究により、心房細動による脳梗塞のリスクが男性よりも女性で高くなるメカニズムの1つを明らかにした。研究の詳細は、9月12日発行の医学誌「Circulation: Cardiovascular Imaging」(電子版)で公開されている。