入院中、夜中に大声をあげて暴れる、術後に大事な管を勝手に引き抜いてしまい、看護師さんに迷惑をかけてしまう―といった困った状況が、手術後の高齢者に起きることがある。このような場合、「せん妄」という意識障害が起こっているかもしれない。この度、高齢者の「せん妄」に対して、鎮静薬の一つである「デクスメデトミジン」の低用量投与が有効だとする研究結果が、中国・北京大学第一医院の研究グループから発表された。研究の詳細は、10月15日発行の英医学誌「Lancet」(2016; 388: 1893-1902)に掲載されている。