どんなに年を取っても、食事やトイレなど自分のことくらいは自分でできる自立した生活を送りたい―そう願わない人はいないだろう。私たちは普段の生活の中で、食事や排泄、移動、入浴、身なりを整えるなどの、日常生活を送るために必要な最低限の動き「日常生活動作(ADL)」を、特に意識することなく行っている。ところが、加齢や病気などによりADLが低下してしまうと、人の手を借りなければ生活できなくなり、自力での生活が難しくなる。この度、イスラエルのハイファ大学などが高齢者のADLに関する研究を行った。それにより、高齢の入院患者では、1日の歩数が900歩未満になるとADLの低下につながることが分かったという。研究の詳細は、2016年12月5日に発行された医学誌「JAMA Internal Medicine」(電子版)に掲載されている。