最近は、電子カルテで診療を行う施設も多い。患者と医師が情報を共有できる、スピード化が図れて待ち時間が減るなど、医療側だけでなく、われわれ患者にとってもメリットはある。その一方で、医師がパソコン入力に集中するあまり、患者の方を向いていないのではないかとか、患者との対話が減ってしまうのではといった心配も拭えない。先ごろ、米国で、外来での患者との対面時間に関する調査が行われ、外来を担当する医師は、患者と向き合う時間の2倍近くを電子カルテの入力やデスクワークに費やしていることが明らかになったという。米国医師会の研究グループによる本研究の詳細は、12月6日に発行された医学誌「Annals of Internal Medicine」(2016;165:753-760)に掲載されている。