社会の高齢化とともに、認知症の人が増えている。認知症にはできればなりたくないし、もし、なる可能性が事前に分かるのなら知りたい―そう思うのはごく自然だろう。認知症の前兆かもしれない症状の1つに嗅覚障害がある。このたび、認知症と嗅覚障害に関する研究結果が、米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究グループから出された。それによると、認知症の初期症状として嗅覚の衰えが現れることが、白人と黒人の両方で示されたという。詳細は、1月31日発行の医学誌「Neurology」(2017;88:456-462)に掲載されている。