親の言うことを聞かず、走り回るわが子に向けられる冷たい視線・・・・・・。親のしつけがなっていない子というレッテルを貼られ、肩身の狭い思いをする親子にとって注意欠如・多動性障害(ADHD)への理解が進むことは、日々の生活をもっと過ごしやすいものにする。このたび、過去最大規模の研究で、ADHDは脳皮質下の5領域の容積が顕著に小さいことが明らかになったとオランダの研究グループが医学誌「Lancet Psychiatry」(2017年2月15日オンライン版)で報告した。同氏らは「ADHDは複数の脳領域の発達遅延を伴う脳障害と見なすべき」として、この知見をADHD患者に対する偏見の払拭に役立ててほしいと強調している。