体に必要な鉄分が不足した状態が続くと、疲れやすくなる、風邪を引きやすくなるなどさまざまな不調が起こる。女性は月経や出産などで鉄分を失う機会が多く、気付かぬうちに鉄不足に陥っているケースも多いようだ。このほど、米国のカイザー・パーマネンテ研究所のグループが行った鉄欠乏症に関連する研究の結果が報告された。胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの治療薬であるプロトンポンプ阻害薬(PPI)やヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)を2年以上使用していると、鉄欠乏症になるリスクが高まるのだという。研究の詳細は、3月発行の医学誌「Gastroenterology」(2017;152:821-829)に掲載されている。