長年勤めた職場を定年退職して、心にぽっかりと穴が空いたような気持ちになる―そんな喪失感は、定年退職した人なら誰でも感じるものだろう。これをお酒で埋める人がいてもおかしくない。このたび、フィンランド産業衛生研究所などの共同研究グループが、定年退職者の飲酒量に関する調査を行い、約12%が定年退職を迎える時期に、一時的にアルコールの量が危険なレベルに達するまで増加したと報告した。研究の詳細は、3月3日発行の医学誌「Addiction」(電子版)に掲載されている。