心臓をとりまく冠動脈の内壁にコレステロール(脂肪)などが沈着し血管を狭めると、流れる血液量が減少する。心筋に十分な酸素や栄養素を供給できなくなると、胸痛や胸部圧迫感、背部痛、上腹部痛、肩の痛み、息苦しさ、冷や汗などの症状が現れる。急に冠動脈が完全に閉塞して血流が途絶えた場合、急性心筋梗塞が起こる。その原因には日々の生活や食習慣が関係しているとされるが、生活習慣を変えることは難しいのが現状だ。南米ボリビアのアマゾン川流域に居住するチマネ族の生活様式は、冠動脈疾患の危険性が著しく低いことが示されたと、米国ミズーリ―大学やニューメキシコ大学の国際共同研究グループが医学誌「Lancet」(2017年3月17日オンライン版)に発表した。