大人の注意欠如・多動性障害(ADHD)を見つけ出すには、世界保健機関(WHO)が中心となって作成した症状チェックリスト「Adult ADHD Self Report Scale(ASRS)」が使われることが多い。しかし、ASRSは米国の『精神疾患の分類と診断の手引き第4版(DSM-Ⅳ)』の基準に沿って作成されているため、同手引きの最新版である第5版(DSM-5)の診断基準とは合っていない。そこで、米国のマサチューセッツ工科大学などの研究グループは、DSM-5の基準に合う簡便なスクリーニングツールとして、質問項目を6項目に絞った「DSM-5版ASRS」を作成。その正確性を確認したところ、大人のADHD患者を正確に拾い上げることが可能だったという。詳細は、4月5日発行の医学誌「JAMA Psychiatry」(電子版)に掲載されている。