メタボリックシンドロームは、ただの肥満ではない。内臓の周囲に脂肪が蓄積する内臓脂肪型肥満(内臓肥満・腹部肥満)に高血糖・高血圧・脂質異常症といった動脈硬化危険因子のうち2つ以上の症状が一度に出ている状態をいう。メタボリックシンドロームの人では肥満によって気道が塞がれやすくなるため睡眠時無呼吸症候群の危険性が高まるなど、睡眠の質や量に影響が出てくることが知られている。米国の研究グループが、睡眠ポリグラフで測定した客観的な睡眠時間と脳血管疾患および心血管疾患による死亡リスクとの関連を検討した結果、メタボリックシンドロームで睡眠時間が短い人は、メタボリックシンドロームでない人に比べて死亡リスクが有意に高いと「Journal of the American Heart Association」(2017; 6: e005479)に発表した。