ここ数年、中国ではPM(Particulate Matter)2.5をはじめとする大気汚染が深刻さを増していて、日本でも警戒が強まっている。抵抗力の弱い小さな子どもや高齢者は、特に注意が必要だ。そんな中、米国から気になる研究結果が報告された。ハーバード大学公衆衛生大学院のグループが、65歳以上の高齢者を全国的に調査したところ、PM2.5やオゾンといった汚染物質を長年吸い込んでいると、たとえ米国の環境基準値を下回る値であっても早期に死亡するリスクが高まることが明らかになったという。詳細は、6月29日発行の医学誌「The New England Journal of Medicine」(2017;376:2513-2522)に掲載されている。