近年、外科手術が進歩したことにより、生まれつき心臓に障害を持った「先天性心疾患」患者の平均寿命は大きく延びつつある。喜ばしいことだが、その一方で、これまでは長生きできなかったこうした患者が成人した後、どの診療科を受診すればよいのかという問題が出てきた。7月4日に開催された日本循環器学会のプレスセミナーでは、自身も先天性心疾患患者で、全国心臓病の子どもを守る会静岡県支部の静岡心友会代表を務める石川綾さんがこれまでの経験を紹介。また、早くからこの問題の解決に取り組んでいる聖路加国際病院心血管センターの丹羽公一郎特別顧問が、患者を取り巻く状況を紹介した。