てんかんは、激しい全身痙攣(けいれん)を起こす病気というイメージがあるが、高齢者のてんかんでは痙攣を生じず、突然、意識を失うケースが多いという。高齢者てんかんは高齢化が進む日本で増加傾向にあり、最近、多発する高齢ドライバーの不可解な事故に関係しているとの説もある。先日、東京都で開かれたてんかんプレスセミナー(主催:大塚製薬/ユーシービージャパン)では、朝霞台中央総合病院(埼玉県)脳卒中・てんかんセンターの久保田有一センター長がこの病気の概要を紹介し、「高齢者てんかんは地味な発作が多いため診断が難しく、認知症やうつ病と間違われることも多い。その特殊性を十分理解することが重要だ」と述べた。