「オープンダイアローグ(Open Dialogue)」という精神療法をご存じだろうか。1980年代からフィンランド・西ラップランド地方にあるケロプダス病院で実践されている治療法で、薬剤をほとんど使用せず、在宅でのミーティングを通して統合失調症を治療するというものだ。ここ数年、数多くの関連書籍が出版されるなど、このオープンダイアローグが日本国内でにわかに注目を集めている。8月20日、オープンダイアローグの創始者であるユヴァスキュラ大学のヤーコ・セイックラ教授と元・西ラップランド地方医療区精神科医長のブリジッタ・アラカレ氏が来日した。東京大学・安田講堂で行われた講演の様子を紹介する。