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11月14日は世界糖尿病デー

 2017年11月14日 06:00

 世界の糖尿病患者は4億1,500万人を数える(2015年)。糖尿病を治療しないで放っておくと、血糖値が高い状態が続き、心臓、脳、腎臓などの血管や神経が侵されてしまう。そうした糖尿病の脅威に世界で団結して立ち向かう日が、本日(11月14日)の「世界糖尿病デー」。シンボルカラーのブルーで有名な建造物をライトアップし、市民に糖尿病の正しい知識を発信し、発症予防の大切さをアピールするイベントが行われる。

インスリンを発見したバンティング博士の誕生日に由来

 2006年、糖尿病蔓延の脅威に世界を挙げて立ち向かう決議が国連総会で採択された。「Unite for Diabetes~糖尿病に対して団結しよう」をスローガンに、世界各地で糖尿病の啓発活動を行う日として11月14日が「世界糖尿病デー」となったのである。

 この日は、1921年に糖尿病治療に必要なインスリンを発見したカナダのフレデリック・バンティング博士の誕生日。またシンボルカラーのブルーは、国連の色であること、どこまでも広がる青空の色にちなんで採用された。

日本では成人の4人に1人が糖尿病

 世界の糖尿病関連団体をリードし、患者と予備群を支援している国際糖尿病連合(IDF)によると、世界の患者数は2015年に4億1,500万人を数え、特に中国・インドなどのアジア地域で増加が著しいという。

 日本では、厚生労働省が今年9月に、糖尿病が強く疑われる有病者数は1,000万人を突破し、糖尿病の可能性を否定できない予備群を含めると2,000万人になるという調査結果を発表した(2016年度「国民健康・栄養調査」)。この数は、成人の4人に1人が糖尿病患者という数字である

 さらに、働きざかりの40歳代男性では糖尿病であるにもかかわらず、約半数が治療を受けていないことも分かった。

13日からの「全国糖尿病週間」では無料の血糖測定や健康相談

 今年の世界糖尿病デーでは、過去最多となる200カ所の有名建造物がブルーでライトアップされる予定である。13日(月)に始まった「全国糖尿病週間」(共催:日本糖尿病協会・日本糖尿病学会)では、各地で無料の血糖測定や健康相談、ウオーキング、講演会などが行われ、糖尿病患者やその予備群、一般市民に正しい知識を提供するという。

 詳細は「世界糖尿病デー」の公式サイトを参照。

(あなたの健康百科編集部)

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