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「夫婦仲」が健康の鍵握る

 2017年11月22日 06:00

 11月22日は"いい夫婦の日"。夫婦仲の良さは円満な家庭に大切だが、夫婦の健康にも一役買っている-。そんな関連性を示す結果が、小学生の子を持つ家族400組を対象に実施したアンケートで示された。調査では、夫婦間のコミュニケーションがよく取れているほど、一緒に健康的な活動を行っている割合が高いことが明らかになったという。

母の笑顔が健康の象徴

 調査結果を発表したのは、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険。2017年9月6~7日、インターネットで小学1~6年生の子どもとその親400組(父親200人)を対象として健康に関するアンケートを行い、回答を集計した。

 子どもに対し、「健康なお父さん」のイメージを尋ねると、「元気いっぱい」、「タバコをすわない」、「あまり病気にならない」が高く、それぞれ約35%であった。一方、「健康なお母さん」のイメージは、「元気いっぱい」(割合は70.2%)、「あまり病気にならない」(56.7%)、「よく笑う」(49.0%)の順に多かった。「よく笑う」の項目は「健康なお父さん」では19.2%と低く、母親の笑う姿は子どもにとって健康のイメージと結びつきやすいことが示された。

 また、子どもは父親、母親に対し、それぞれ平均で約90歳、94歳まで元気に過ごしてほしいと願い、全体で6割以上の子は、親に100歳以上まで元気でいてほしいと望んでいた。

 厚生労働省の調査では、日本における平均健康寿命は男性71.19歳、女性74.21歳(2013年時点)であり、子どもの希望はそれより20歳近く上回っていることになる。

 夫婦ともバランスの良い食事と運動を重視

 親を対象にしたアンケートでは、配偶者の健康状態について、「とても心配」もしくは「やや心配」とした割合が、父親で約57%、母親では約74%となり若干差が出た。

 配偶者とともに健康のために取り組んでいることとしては、「バランスの良い食事を取る」が39.2%と最も多く、「塩分控えめの食事をとる」、「間食や夜食を控える」といった対策も20%を超えていた。

 一方、今後取り組みたいことでは、食事関連の項目のほかに、「一緒に軽い運動(ランニング・ウオーキングなど)をする」も34.1%と多かった。

 さらに、配偶者とのコミュニケーションにおける満足度と、健康のために取り組んでいる活動の項目数との関連性を調べると、満足度が高くなるほど項目数が増える傾向が見られた()。このことから、良好なコミュニケーションが取れている夫婦は、健康に対する取り組みも活発に行っていることが示された。

 健康な生活を目指すためには、自身の生活習慣だけではなく"夫婦仲"も見直すといいかもしれない。

図. 健康のために取り組んでいる活動の数と配偶者とのコミュニケーション満足度

(プレスリリースより)

※厚生労働科学研究費補助金「健康寿命における将来予測と生活習慣病対策の費用対効果に関する研究」

(あなたの健康百科編集部)

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