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2月12日は世界てんかんの日

 2018年02月12日 06:00

 2015年に国際てんかん協会(IBE)と国際抗てんかん連盟(ILAE)が2月の第2月曜日をInternational Ep­i­lep­sy Dayに制定し、日本てんかん協会が世界てんかんの日とした。聖バレンタインがてんかんのある人々を救った聖人と称えられていることから、バレンタインデー(2月14日)直前の月曜日が選ばれた。

 ILAEは2014年にてんかんの実用的臨床定義を発表し、昨年(2017年)てんかんの新しい分類を発表した(Epilepsia 2017; 58: 512-521)。①24時間以上の間隔で2回以上の非誘発性(または反射性)発作②1回の非誘発性(または反射性)発作で発作再発率が60%以上③てんかん症候群ーのいずれかがある脳の疾患をてんかんと定義した。新分類では発作型(焦点発作、全般発作、不明)の診断をまず行い、次にてんかん類型の診断をし、最後にてんかん症候群の診断をする。病因と併存症を検討するが、病因は構造的、遺伝的、感染性、代謝性、免疫性、不明の群に分けられている。単純部分発作、複雑部分発作、二次性全般化発作、精神発作、認知障害発作の用語は廃止され、「良性」は「自然終息性」に、「部分発作」は「焦点発作」に、「二次性全般化発作」は「焦点発作から両側性強直間代発作への進展」に変更された。

(あなたの健康百科編集部)

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