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4月11日は世界パーキンソン病デー

 2018年04月11日 06:00

 世界パーキンソン病デーは、欧州パーキンソン病協会(EPDA)と世界保健機関(WHO)がパーキンソン病の周知を図るため1997年に制定した。「An Essay on the Shaking Palsy」という論文を1817年に発表したJames Parkinson医師の誕生日である4月11日を世界パーキンソン病デーとし、2005年に赤いチューリップをパーキンソン病のシンボルとした。

 京都大学の高橋淳氏らは他人の細胞からつくった人工多能性幹(iPS)細胞でドパミン神経前駆細胞を作製し、パーキンソン病の患者6人の脳内に注入して移植する臨床研究を今年度(2018年度)にも開始することを計画している。サルで安全性と有効性を確認しており、移植した細胞が脳内に生着し機能していることをMRIとPET画像を用いて調べ、後に摘出した脳の細胞組織の解析でMRIとPET画像が有効であることを確認している。同大学iPS細胞研究所は再生医療用iPS細胞ストックを作製し、ヒト白血球抗原(HLA)型が適合するiPS細胞株を提供する。本人の細胞からつくるより速く費用も安いが、他人の細胞なので免疫抑制薬が必要になる。パーキンソン病患者への胚性幹(ES)細胞の脳内移植は日本では行われていないが、外国では試験的に行われ症状改善が見られている。

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