抗菌薬(抗生物質)の使いすぎや不適切使用によって「耐性」を獲得し、それまで使用していた抗菌薬が効きにくくなった細菌を、薬剤耐性菌と呼ぶ。現在、薬剤耐性菌の広がりは世界的に大きな問題となっており、日本では一昨年(2016年)4月、抗菌薬の使用量を2020年までに3分の2に削減すると定めた「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」が策定された。しかし、このほど豪・クイーンズランド大学が発表した研究(Environment International 2018年6月11日オンライン版)によると、抗菌薬以外にも家庭用の歯みがき粉や石鹸の使用により、薬剤耐性が誘発されている可能性があることが分かったという。