「刑を犯した者に手厚い医療が必要なのか」、「悪いことをした者をなぜ助けるのか」といった声は世間に根強くある。しかし受刑者の大半は有期刑であり、いずれ「塀の外」に戻ってくることを考えれば、刑務所医療の問題はわれわれ自身の社会的な課題でもある。

 ほとんど知られていない刑務所医療の実態について、「ファイザープログラム~心とからだのヘルスケアに関する市民活動・市民研究支援」シンポジウムの発表から紹介する。