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11月14日は世界糖尿病デー

 2018年11月14日 06:00

 世界での糖尿病の急増に対応するため国際糖尿病連合(IDF)と世界保健機関(WHO)が1991年に毎年11月14日を世界糖尿病デーに制定し、2006年に国連が国際デーに認定した。日付はインスリンを発見したカナダの医師Frederick G. Bantingの誕生日(1891年11月14日)にちなんでいる。毎年テーマを決めてキャンペーンを行っており、今年(2018年)のテーマは「家族と糖尿病」である。

 今年5月に日本糖尿病学会編著の『糖尿病治療ガイド2018-2019』が刊行された。2型糖尿病はインスリン分泌低下やインスリン抵抗性を来す素因を含む遺伝因子に、過食・運動不足・肥満・ストレスなどの環境因子と加齢が加わり発症する。1型糖尿病ではインスリンを合成・分泌する膵β細胞の破壊・消失がインスリン作用不足の主な原因である。インスリン非依存状態では、食事療法と運動療法を2〜3カ月続けても目標の血糖コントロールを達成できない場合に薬物療法を開始する。合併症予防のための血糖コントロール目標はHbA1c 7.0%未満で、経口血糖降下薬や注射薬を少量から始め徐々に増量する。1種類の経口血糖降下薬で良好な血糖コントロールが得られない場合は、作用機序の異なる薬剤(インスリン抵抗性改善薬、インスリン分泌促進薬、糖吸収・排泄調節薬)を併用する。

(あなたの健康百科編集部)

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