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12月1日は世界エイズデー

 2018年12月01日 06:00

 世界レベルでのエイズの蔓延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に世界保健機関(WHO)が1988年に毎年12月1日を世界エイズデーに制定し、その日を中心に世界各国でエイズに関する啓発活動が行われている。今年(2018年)のキャンペーンテーマは「UPDATE! エイズ治療のこと HIV検査のこと」で、レッドリボンは国連合同エイズ計画(UNAIDS)のシンボルマークに採用されている。

 世界でHIV感染者は3,700万人いると推計されており、UNAIDSは2020年までにHIV感染者の90%が診断を受け、診断された感染者の90%が継続した抗HIV療法を受け、治療中の感染者の90%で十分にウイルスを抑制するとの目標(90-90-90)を2014年に掲げた。厚生労働省のエイズ動向委員会はHIV感染者とエイズ患者を合わせた昨年の新規報告数は1,389件で、前年より59人減少したと今年8月に発表した。感染経路は性的接触によるものが約8割を占め、特に男性間性交渉によるものが多い。HIV感染者・エイズ患者の新規報告数に占めるエイズ患者の割合は約3割で、早期発見が望まれる。HIV検査を行う場合は本人の同意が必要であるが口頭での同意でもよく、HIV自己検査や保健所などで無料・匿名HIV抗体検査が受けられることを教えるのもよい。

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