12月20日は人間の連帯国際デー
2018年12月20日 06:00
世界の多様性の中の連帯を祝い、貧困削減などのミレニアム開発目標の達成に向けて団結するため、2006年に国際連合が12月20日を人間の連帯国際デー(International Human Solidarity Day)に制定した。持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)の達成に向けて連帯を促進する方法について議論を奨励し、連帯の重要性についての国民意識を高める日である。
国連の世界人口予測2017年改訂版によると、現在76億人の世界人口は2030年までに86億人になるとされている。1日1.9ドル未満で生活する貧困人口は世界で約7億人おり、サハラ以南アフリカは出生率が高く世界の貧困人口の56%を占めている。現在の人口は中国14億人、インド13億人であるが、2024年までにインドが中国を上回ると予測されており、インドは世界の貧困人口の約10%を占めている。World Bankは187カ国での2016年の合計特殊出生率(1人の女性が一生の間に産むとされる子供の数)ランキングを公表しているが、1位ニジェール(7.2)、2位ソマリア(6.3)、3位コンゴ民主共和国(6.1)とサハラ以南アフリカが高く、日本は171位(1.4)で、日本より低い国・地域には韓国(1.2)、シンガポール(1.2)、香港(1.2)などがあり、世界平均は2.4である。