世界人口の高齢化は急速に進んでおり、60歳以上が占める割合は2000年の11%から2050年には22%に倍増するとの試算もあり、2017年には65歳以上の人口が5歳以下を初めて上回った。高齢者の健康状態、特に身体活動能力は、医療経済など社会に与える影響が極めて大きい。多くの研究で、運動により身体的な活動レベルを高く保つことが高齢者にも好ましいことが示されている。とはいうものの、高齢者に運動を続けさせること自体が難しく、その好み〔回数、強度、環境(1人か他の人と一緒に行うか)など〕に合わせたトレーニングメニューの提供が必要だ。では、高齢者はどの位の強度、回数の運動なら実行、継続できるのか。また、どのような運動環境(屋内か屋外か、1人か大勢かなど)を好むのか。それらを明らかにすべくノルウェーで行われたのがGeneration 100研究だ。同研究を行ったノルウェー科学技術大学のLine Skarsem Reitlo氏らは、"きつい~かなりきつい"運動を週2回行った高強度グループと"楽~ややきつい"運動を週2回行った中強度グループの1年間のデータを解析し、その結果を英医学誌BMC Geriatrics(2018年9月10日オンライン版)に報告している。