買い物は楽しい。そして、実は健康にもいい。ウインドーショッピングでワクワクしたり、良い買い物ができれば気分が弾み、幸せホルモンとも呼ばれるドパミンの分泌が増えて精神的なストレスが軽くなる。また、あれこれ比べたり予算内に収まるか計算したりすることは頭の体操になり、徒歩で出かけたりお目当ての品を探し歩いたりすれば運動にもなる。特に、高齢者では買い物が身体・認知機能に良い影響を与えることが分かっており、高齢化が進む日本ではその効果が注目されている。しかし、健康になることを目的にショッピングモールに出かけたり、買い物中に健康を強く意識する人は少ないだろう。それでは、商業施設の空間デザインに運動したくなるような工夫を加えたら、訪れた人の健康意識は変わるだろうか。千葉大学予防医学センターが竹中工務店、イオンモールと協力して行ったユニークなプロジェクト研究の結果が報告された。