アルコールや薬物、ギャンブルなどの依存症については、「本人の意志の弱さ」や「性格の問題」などと誤解されがちだ。依存症は意志や性格の問題ではなく、医学的に認められた精神疾患である。ところが、実際には「病気」と見なされることはほとんどなく、偏見や差別の対象になっている。かねてから「『依存症=病気』の側面にもっと目を向けるべき」と主張してきた、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長の松本俊彦氏に、依存症を取り巻く問題や、依存症者に対する偏見や差別の解消に向けた対策を聞いた。