超高齢化が進み、「人生100年時代」を目前にした日本。"健康で長生き"することの大切さが叫ばれる一方で、障壁となるさまざまな病気や障害の実態が浮かび上がってきた。その1つが「老人性難聴」だ。なんと、日本の65歳以上の3人に1人、約1,500万人が難聴に苦しんでいるのだ。しかも、今後さらに難聴で悩む人は増え続け、既に難聴となった人の症状はさらに悪化するという深刻な未来も見えてきた。

 このような中、株式会社日本コクレアが開催した記者説明会で、東京大学大学院耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教授の山岨達也氏が「難聴と人工内耳」をテーマに講演した。これから難聴を語るとき、キーワードは"人工内耳"となりそうだ。