「生きるために食べよ、食べるために生きるな」とは、古代ギリシャの哲学者ソクラテスの言葉だが、食の楽しみがあってこその人生という考え方もまた真である。人にとって味覚はそれほど重要な機能である一方、解明されていない点が数多い。このたび自然科学研究機構生理学研究所と東京大学の研究グループが、脳内で甘味を選択的に伝える神経を発見した。さらに、その神経が活性化すると心地よいという感覚が生じること、つまり甘い物を摂取すると脳が心地よさを感じることをマウスによる実験で明らかにした(生理学研究所プレスリリース)。