厚生労働省の『平成29年国民健康・栄養調査』によると、高血圧(収縮期血圧140mmHg以上)の成人の割合は男性37.0%、女性27.8%と、およそ3割に及ぶ。仕事のストレスや睡眠不足は、健康な人であっても心血管疾患の発症リスクを高めるが、高血圧は心筋梗塞や脳卒中などの入り口となる疾患だ。血圧が高いだけでも、既に心血管疾患による死亡リスクは高まるが、そのような人が仕事のストレスや睡眠障害を抱えたらいったいどうなるのだろうか。ドイツの研究グループは、高血圧に仕事のストレスと睡眠障害が組み合わさると、同じ血圧でそれらのストレスがない労働者と比べて、心臓発作や脳卒中、狭心症、心筋梗塞などによる死亡リスクがおよそ3倍に跳ね上がるという長期追跡調査結果をEuropean Journal of Preventive Cardiolog(2019年4月27日オンライン版)に発表した。