心不全パンデミックという言葉をご存じだろうか。社会の高齢化に伴い、慢性心不全は増加の一途をたどっている。2005年に100万人を超えた患者数は、2020年には120万人、2030年には130万人に達すると推計されている。慢性心不全は完治することはなく、入退院を繰り返しながら悪化していく病気である。日本各地で、増え続ける心不全患者を入院させる受け皿はあるのかという懸念が深刻化している。この問題が心不全パンデミックなのである。