来年(2020年)の東京オリンピック・パラリンピック大会の開催に向け、受動喫煙対策強化、相次ぐたばこの値上げなど、喫煙者を取り巻く状況は厳しさを増している。あなたが喫煙者なら、「この機会に禁煙しようかな」と考えたことが一度や二度ではないはず。しかし、禁煙はそう容易なことではない。「禁煙外来で治療を受けても、1年後には約7割の人が再び喫煙してしまう」という事実が厳しさを物語っている。この状況を打破すべく開発されたのが、スマホで使える「ニコチン依存症治療用アプリ」だ。2017年には、日本初となる「アプリの治験(医薬品や医療機器の製造販売に関して国の承認を得るために、健康な人や患者に対する効果と安全性を調べる試験)」がスタートして話題を呼んだ。先ごろ開催された株式会社キュア・アップ主催の記者発表会では、治験調整医師を務めたさいたま市立病院内科科長/慶應義塾大学病院呼吸器内科禁煙外来非常勤講師の舘野博喜氏が治験の結果を国内で初めて報告した。