日本人を含む東洋人は、ルールを重視しつつ個人主義的な西洋人に比べて集団の中での調和を重んじ、たとえ対立したり矛盾したりする主張であっても、集団の調和を乱さないことを優先し受容する傾向にあるといわれている。また、「阿吽の呼吸」や「以心伝心」といった言葉があるように、会話でのコミュニケーションについても相手の思いを察するのがよいこととされ、最近でも「KY(空気が読めない)」や「忖度」が流行語になるなど同様の傾向が見られる。ところが、こうした東洋的なコミュニケーションスタイルは引きこもりなどの社会的孤立を生み出す可能性があるとの研究結果を、大阪市立大学文学研究科教授の山祐嗣氏らが英国の心理学専門誌 Journal of Cognitive Psychology2019年6月4日オンライン版)に発表した。