あなたは慢性閉塞性肺疾患(COPD)という病気をご存じだろうか。喫煙が主な原因で、世界で30秒に1人、日本でも30分に1人が命を落としている恐ろしい肺の病気だ。現時点でCOPDを根本的に治す方法はない。つまり、いったんかかってしまうと、肺を元の健康な状態に戻すことはできない。しかも進行性で見逃されやすい。喫煙がリスクを高める病気は肺がんだけではないのだ。先ごろ開催されたアストラゼネカ社主催のメディアセミナーでは、東北大学大学院内科病態学講座呼吸器内科の一ノ瀬正和教授が、日本におけるCOPDの現状と課題をテーマに講演した。同講演で提示された調査データから、COPDの早期発見を阻む要因や注意点を紹介する。