妊娠中の女性はホルモンバランスの変化や胎盤の機能を維持するために、活性酸素の産生が高まる。活性酸素は細菌やウイルスを攻撃する免疫機能において重要な役割を果たす一方、細胞を酸化させて老化や生活習慣病、がんなどの原因となる。抗酸化物質(ビタミンCなど)を摂取することで、母子に対する過度な酸化ストレスやそれに起因する健康問題を抑制できる可能性があるが、これまでに妊娠中の野菜や果物、抗酸化物質の摂取と生まれた子の「行動上の問題」との関連についての研究はなかった。今回、愛媛大学が主導する共同研究チームにより、妊娠中の野菜、果物(特にリンゴと柑橘類)、ビタミンCの摂取が生まれた子の行動上の問題を抑制する可能性があることが始めて明らかにされた。研究成果の詳細は科学誌Nutrition2019年8月24日オンライン版)に報告されている。